## はじめに
子どもたちを家族で囲んで親子で楽しむ「読書」は、愛情表現だけでなく、世界に開かれた子どもたちへの贈り物でもあります。特に親が一人で子育てをしている家庭ではより大切な時間なのではないでしょうか。
まずは幼児向けの絵本をさまざまなイメージで理解しながら読むことができます。幼児にとって絵本を読む際には親子として楽しめる時間を大切にする必要があります。そういった「親子で楽しむ読書」を体験するために、子どもの心をつかむ本を紹介します。
## 絵本の効果
それぞれの年齢別に様々な効果を持つ絵本がありますので、教材として適した絵本を選ぶ必要があります。
幼児期には、実際の生活を再現した絵本を読むことで、言葉と文字がつながることを子どもに教えていくことができます。また芸術的な家族内の行動を肯定するきぶんや信頼性を伸ばすこともできます。
小学校低学年の場合は、自分の将来を肯定してくれる絵本、家族を大切にしている絵本を利用するといいでしょう。
## 幼児向け絵本リスト
幼児向けの絵本を代表的なものを紹介します。
### 『僕の心の言葉』(石田昌子作・きくぼうのどうぶつ社)
この絵本は2歳児向けです。表情から気持ちを分かっていくことができます。本人が望む行動を拒否するときや嫌なことを感じた時など、自分の中の「心」を言葉で伝えるのが難しい子どものための絵本です。
### 『ぼくの父さんになりたい男』(伊藤英作・ちくま学芸文庫)
この絵本は4歳児向けです。毎日のあるひとときのサプライズを描いている絵本で、読んでいる子どもの父親が主人公です。お父さんに家族をつくるという楽しさを子どもが知ることができます。
### 『まだらぼうし』(森博嗣・創元社)
この絵本は3歳児向けです。友達と楽しむ「絵を描く」を描いている絵本で、主人公は「まだらぼうし」と呼ばれる「特別な虫」です。友達と楽しむ時間を描いている絵本で、子どもたちは「まだらぼうし」の友情や、共同作業の重要性を学ぶことができます。
### 『虹色おとうさん』(松崎しげる・子供向け詩集)
この絵本は3歳児向けです。ある家族の物語を描いている絵本で、父親が虹色の翼を持つ鳥の男性です。小さな子どもの目から見る毎日の生活の中で、父親の熱い魂を痛感することができます。
### 『いのちの木』(伊藤英作・ちくま学芸文庫)
こどもが一緒に考えられる絵本です。森を守ることの重要性を子どもに伝えるための教材としても利用できます。木の中に住む小さな動物たちの、守るべき森を保護するという物語は、子どもたちにストーリーのテーマをキッチュに分かってもらえるような表現で良いでしょう。
## まとめ
親子で楽しむ読書活動は、家族や親子間のたいそうな時間を過ごし、子どもたちの未熟な心を守るだけでなく、子どもたちの世界観を広げるとても貴重な時間です。
また、親子で楽しむ読書を楽しむには、幼児向けの絵本を適切に選択する必要があります。今回紹介した絵本は、子どもの心をくすぐるものばかりなので、本を選ぶ際の参考にしてください。